
こんにちは。
大阪府枚方市の不妊鍼灸専門院 たまご堂 院長の杉本です。
新型コロナウィルスで大変な時期。皆様の治療院や患者様またご家族の方は大丈夫でしょうか?
私もたくさん悩みましたが感染拡大しないようできるだけ対策をしながら今私の鍼灸院を必要と思ってくださる患者様のために営業しております。
今回のテーマはその理由(営業すること)についてです。
「諦めなければ妊娠できる!」
先日患者様からそのことを教えて頂きました。
嬉しい出来事がありましたのでシェアしたいと思います。
12年間ずっと不妊治療されていた方がついに妊娠されました。
私の鍼灸院に来られて約2年、年齢は44歳。
病院で妊娠判定を受けられすぐお電話でご報告くださいました。電話越しで涙を流してとても喜んでいらっしゃり私も同じく嬉しくて涙を流しました。
長く病院に通われていましたのでドクターの待つ診察室へ入る前に看護師さん、培養士さん、受付さんやその他関係者の方皆さんから無言でハグしてもらったそうです。(ドクターより先に伝えてはいけないからです。)
ドクターの待つ診察室へ入る頃には涙で前が見えなくなるほどに号泣されていました。
改めてドクターから妊娠判定を受けても何度も何度も「本当に妊娠してるんですか?」と質問責め。
12年頑張り続けやっとたどり着いた妊娠。すぐには受け入れられないことも私にもよくわかりました。
12年の間、体外受精で採卵や移植を何度も何度も経験されてましたが残念ながら一度も妊娠反応がでたことがありませんでした、、、。
病院の先生からはもう検査は一通りしているし特に異常はないとのこと、、、。
それなら尚更諦めきれない。その強い想いでインターネットで検索し私の鍼灸院を見つけてお越しくださいました。
2年前初めてお会いした日のことを鮮明に覚えています。
カウンセリングをしていても下を向いて手を震えさせながらずっと泣いていらっしゃいました。
開口一番、「先生、どうしたら妊娠できますか?」
声を震わせながら、でもとても力強くそうおしゃいました。
何度も挫折を繰り返し、長年のホルモン治療で肉体的にも精神的にもきつい状況でした。
でも私はこの患者様の力になりたい!そう強く思い妊娠・出産に向けての体質改善が始まりました。
食事の見直し、睡眠の質を上げる努力、毎日のお灸、毎日の運動。
本当に真面目に一生懸命頑張られていました。
毎週お会いする毎に少しずつ自身を付けられているようにも見えました。
この2年間で採卵したのは2回だけ。
1回目は採卵し受精はするけど分割が途中で止まってしまう。
「先生、私もうダメかもしれない、、、」ボソッとそう呟かれました。
でも翌週には「また頑張ります!」と明るい表情で力強くそう仰って施術を受けに来られました。
そして数ヶ月が経ちもう一度採卵へ。
エコーでは一つの小さな卵胞が見えました。
ホルモン値も今までで一番落ち着いている。
大事な大事な一つの小さな命。しっかり育てたい。
採卵できる卵胞まで育つようにできることを継続する日々。
数日後、無事採卵でき受精も成功。
ここまでは何度か通ってきた道。
ここからが本当に未知の世界。
そして、ついにはじめての胚盤胞に到達!!
ドクターからもよく頑張ったね!とお褒めの言葉をいただきました。
今度は移植に向けて体質改善。
できることは全部やる。
なんとか妊娠してもらいたい。
移植当日の朝、私は少し緊張しながら患者様を待っていました。
数分後、患者様がご来院。
いつも不安そうにしていたのにその日だけは少し様子が違いました。
とても落ち着いていて表情も穏やかで、「先生、今までありがとうございました。先生のおかげで今日を迎えることができました。今はなんだかとても幸せな気持ちです。」そう笑顔で仰ってくださいました。
私は涙を堪え患者様を送り出しました。
そして無事移植を終え私の鍼灸院に来られ初めての移植で見事妊娠されまた。
この仕事をしていて本当に良かった。そう思える瞬間です。
今でも当院を必要としてくださっている患者様はたくさんいらっしゃいます。ですから、こんな情勢でも少しでも患者様のお役に立てるのであれば力になりたい。そんな気持ちでこれからもできる限り営業して行きたいと思っております。
早くこの状態が終息することを祈ります。
本日も最後までありがとうございました。
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